2008年10月18日土曜日

組織


新選組は局長を頂点に副長が補佐し、以下に副長助勤・監察方(諜報)・
勘定方(会計)などを配置した。
副長助勤は組長として平隊士を統率した。
各組は一番から十番まであり、各組の人員は十人前後。
また、組長の下に伍長を置いた。
なお、新選組の組織編制は、職務の複数制を原則とする江戸時代の

各組織と違い一人制であり洋式軍制などの影響が指摘されている。

隊士達は日常的には武術の稽古や京都市内の見回りや潜伏している

浪士の探索などを行った。
剣術集団である新選組は、中心となる近藤ら試衛館の天然理心流に

加えて神道無念流、北辰一刀流などさまざまな剣術流派に加え、槍術
や柔術などを学んだ隊士もおり、実戦本意の集団戦法の集団であった。

結成当時には財政難であったと推測されるが、京都守護職配下時代は、

隊の運営資金を会津藩からの御用金で賄っていた。
また、一部は豪商などから提出させた。
その後、幕府配下になると、各隊士は幕府から給料を得た。
諸々の事件への出動により報償金が下されることもあった。

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